FUJIFILMが誇るポートレートレンズ!XF56mm F1.2の使用感レビュー!作例も!




こんにちは!たけしです!
FUJIFILMが誇るポートレートレンズこと『XF56mm F1.2』を購入し、2ヶ月使ってみたのでレビューを書きたいなと思います。

購入理由と他に検討したレンズ

購入理由は単純明快!このレンズを買ったことを口実にポートレートが撮りたかったから!

というのもこのレンズの焦点距離である56mmは35mm換算をすると85mm相当の画角になります。
35mm換算85mmというと、各社がポートレートを意識したレンズを展開している画角です。
被写体との距離感が適切になり、ボケ量が多いのが理由だとか。

FUJIFILMでよくあるポートレート撮影に適したレンズは以下の4本です。
もちろん私もこの4本で悩みました。

XF56mm F1.2

タイトルにある通り、結局購入したのはこのレンズ。

夜だろうがバンバン光を取り込めるF1.2という明るさが最大の魅力でした。
それと換算85mmのレンズに対して『THE☆ポートレートレンズ!』という憧れがあったこともちょっとしたポイントでした。

XF56mm F1.2 APD

上記のレンズとほぼ同一のスペックながらもアポダイゼーションフィルターというフィルターがレンズ内部に搭載されているバージョンです。
アポダイゼーションフィルターを通すことで、ピント面とボケの境目が滑らかになる効果が得られるとのこと。

このインタビューにもあるようにXF56mm F1.2とXF56mmF1.2 APDの違いはAPDフィルターが内蔵されているかどうかの違いだそうです。

――ところで光学系は、構成図から見てAPD無しの56mmと同じに見えますが、APD無しの56mmにAPDフィルターをいれたものという考えで良いでしょうか?(注:大きさ、重さは同一)

近藤:ほぼ同じになります。

ここだけ読むと「ふむふむ、APD搭載のレンズの方が上位互換なんだな!」となりますが、他にも違いはあります。

価格です。

そのフィルターを挟むだけで、価格差75,000円!!!(定価ベース)

「価格差で別のレンズ買えるわ!!!」って思って諦めました。

XF90mm F2

ポートレートに適した焦点距離として85mmの他に有名なのが135mm。
85mmには行かず、135mmにいくこだわりの強さとかっこよさに惹かれます。

このXF90mm F2も35mm換算で135mmの画角。
しかも防塵防滴かつAFも早くて静か。

しかし以下の2点が気になりました。

  • ポートレート用途とはいえ、使用頻度はストリートスナップの方が多いハズ。街中では85mmの方が使いやすいのではないだろうか?
  • レンズがやや長く、X-Pro2には似合わないのでは?

これらの疑問を解消することが出来なかったので、今回はパスしました。(今回は)

XF50mm F2

意外と最有力候補だったのがこのレンズ。

というのも、X-Pro2とXF35mm F2を持っている私にとって、XF23mm F2とXF50mm F2は生き別れの兄弟みたいな存在なのです。
「是非お兄ちゃんに会わせてあげたい・・・!」と思ったのですが、残念ながら叶わず・・・。

決め手はボケ量の差。
XF56mm F1.2だと有効口径が約47。
XF50mm F2だと25です。
結構違うよね、ってなってパスしました。(今回は)

(ちなみにXF90mm F2が45です。)

スペック

簡単なスペックの一覧を書いておきますね。

項目 スペック
レンズ群 8群11枚
焦点距離 56mm
開放絞り F1.2
最小絞り F16
絞り羽根 7枚(円形)
最短撮影距離 70cm
最大撮影倍率 0.09倍
フィルターサイズ 62mm径
防塵防滴 無し
手ぶれ補正 無し

気になるのは寄れないことでしょうか。
0.09倍という最大撮影倍率はかなり低いです。

最大撮影倍率にうるさいYouTuberの瀬戸弘司が怒りそうなくらい寄れないです。

また、最短撮影距離も長めなのでテーブルフォトなんかにも向かないでしょうね。
(誰がこのレンズでテーブルフォトを撮るんだ、って話ですが)

手ぶれ補正がないことは意外と気になりませんでした。
F1.2のおかげでシャッタースピードがとても早く切れるので、注意しておけば手ブレの心配はあまりありませんでした。

作例

注意
ここから先の作例はRAW現像したものをGoogleフォトにアップし1600万画素に圧縮されたものになります。
とはいえ、大幅な編集は行っておらず、ほとんどFUJIFILMフィルムシミュレーションのプロファイルをあてているだけです。
また現像の際、ノイズ処理を行っておりませんので、JPEG撮って出しの画像よりもノイズが多いかと思います、ご了承ください。  

最初の作例はガラス越しのブルドック。
ガラス越しということもあり解像感は無視していただきたいのですが、顔から首にかけて早くもボケはじめており、被写界深度の薄さが分かるかと思います。

次は似たような構図の作例を2枚。

よく使用している35mm F2に比べ画角が狭いことが原因なのか、少しでも情報量を増やそうと縦構図が増えてしまいます。
こういった奥行きのある撮影場所の場合、被写界深度の薄さが手伝って、視線の誘導がしやすいですね。

次の作例は中国で撮ったものです。

嘘です、兵庫県姫路の太陽公園の中にある兵馬俑坑のレプリカです。
実際はここまで凝縮した感じではないのですが、圧縮効果のおかげでギュッとして見えます。

F1.2の素晴らしさを実感したのがこの一枚。

この場所は大阪天満の飲み屋街ですが、結構暗いんです。
なのにISO感度はX-Pro2の最低感度200!
少なくとも1600までは上がっていると思っていたのでこれには驚きました。

今回の作例で唯一絞って撮影したもの。(F8)
木の硬そうな感じが伝わりますでしょうか?

このレンズのレビューをするなら、やっぱりポートレートも撮らないとなってことで撮らせてもらったもの。
立体感がいいですね、可愛い。

前ボケの感じを伝えたくて撮った一枚。

大阪の靭公園の近所にあるオシャレなワインセラー兼カフェのタカムラです。
おしゃれで居心地がよいのでちょくちょく行きます。

XF56mm F1.2の良かった点

  • F1.2は正義。
  • レンズのデザインに高級感がある。
  • 玉ボケが綺麗。
  • ピント面はかなりシャープ。

F1.2は正義!F1.2が正義!明るさこそジャスティス!
ISO感度が上がりにくい!シャッタースピードが早く切れる!ボケ量がすごい!最高!

玉ボケの綺麗さに関しては、元祖商品紹介YouTuberのジェットダイスケさんも絶賛しております。

F1.2だと光の取り込む量が多すぎて、日中に開放F値で撮影すると露出オーバーになってしまいます。
しかしせっかくのF1.2、絞らず使いたい場合はNDフィルターを装着しましょう。

XF56mm F1.2の良くなかった点

『良くなかった点』と書いてしまいましたが、特になかったです(笑)
こんなことを言ってしまうとレビューにならないので強いて挙げます。

  • 最短撮影距離が70cmと長め
  • AFがやや遅い
  • APS-C用のレンズにしては価格がやや高い

これくらいでしょうか。

最短撮影距離の長さに関してはこのインタビューで以下のように明確に説明されており、「それなら仕方ないか〜」と腑に落ちます。

もともと「XF56mm F1.2」はポートレート&スナップを想定しているので、近接撮影能力は 70cmで十分だろうと考えていました。
周辺画質を妥協しつつ最短撮影距離を40cmにすると、フォーカスレンズの可動域を長くしなければならなくなり、その結果レンズは大きくなりAF速度にも不利に働きます。
そんなことよりも70cmというポートレートに必要十分な最短撮影距離にすることで、常に周辺までしっかり解像し、しかもAFが快適という性能を目指したのです。

AFの速度に関しては動態撮影はやや厳しいかなといった印象です。
ですが、FUJIFILMが想定しているような素早く動くものでなければ全く問題ないと思います。

価格に関してですが、FUJIFILMのレンズは平均してちょっと高めだな〜と思います。
そのおかげなのか、評判の悪いレンズがほとんどなく、どのレンズでも安心して購入することが出来るような気がするので、そこはトレードオフでしょうか。

おわりに

さすがに高いレンズだったので、私は中古で購入しました。
中古だしということで開封の儀の様子は割愛しました。

FUJIFILMユーザーで、ポートレート用のレンズが欲しいという方に少しでも参考になれば嬉しいです。

おわり!

今回購入したレンズ

このレンズのフィルター径は62mmです。